和尚のひとりごと№1573「六時礼讃 日没礼讃30」
和尚のひとりごと№1573「六時礼讃 日没礼讃30」
南無西方極楽世界諸菩薩
清浄大海衆
願共衆生咸帰命
故我頂礼生彼国
【読み下し】
西方極楽世界の諸の菩薩
清浄なる大海衆に南無す。
願わくは衆生と共に咸く帰命す。
故に我れ、頂礼して彼の国に生ぜん。
【意味】
西方極楽世界のもろもろの菩薩たち
そして浄らかなる聖者たちに帰依いたします。
願わくは人々とともにことごとく帰依できますように。
この故にわたくしは頭面礼足し、ひれ伏して彼の浄土への往生を願います。
清浄大海衆(しょうじょうだいかいしゅう)
仏弟子の総称。清浄無垢な人々のこと。ひとたび仏教に帰依して出家修行者になれば、大海のように貴賤上下の差別がなくなり、みな平等に和合すべきものであるという意見です。浄土教においては、極楽浄土の聖衆(聖者)を示すこともあります。
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